MSE攪拌子
Pint 1 短時間で均一な混合
容器内部に滞留部が発生しないため、短時間で均一に混合することができます。
Pint 2 自由にカスタマイズ支持台と混合体は着脱可能なので、混合体を構成する混合エレメントの積層枚数の増減が可能です。
MSE攪拌子とは
ビーカー等の容器内部で流体を混合する撹拌子としては、主に棒状のものが使用されています。
しかし、棒状撹拌子は容器中央部の流体があまり撹拌されないため、混合に時間を要していました。MSE撹拌子はその特有の構造によって流体の滞留部をなくすことにより、この問題点を解決しました。
基本構造

流体の流れ
内開きの混合エレメントAおよび外開きの混合エレメントBを交互に重ねて積層します。混合エレメントAと混合エレメントBでは、積層状態で互いの貫通孔間の仕切壁が重ならないように配置されているため、MSE撹拌子中央部から吸い込まれた流体は半径方向に流通させられ、側面に開いた貫通孔から流出します。
脱色実験
3ℓビーカー内で長さ60mmの棒状撹拌子、外径54mm及び37mmのMSE撹拌子を、200rpmで回転させた脱色実験による混合時間の比較を以下に示します(混合時間は、撹拌子回転数、ビーカー容量、液物性等により変わります。)。
動画は3Lビーカー内で200rpmで回転させたものです。混合時間は容器サイズ、回転数等により変わります。
